インターネットは確かに便利。
私も何かを知りたい時は、ひとまずネット検索をかける。
助かることもあれば、それで十分な事だってあるけれど
ネットの情報だけでなされる話には非常に違和感がある。
納得や共感がしずらいし、危険な香りがする、と最近強く感じていた。
「ビュッフェで食事するようにちょっとずつ摘んで分かった気になる
　傾向がインターネットを通じた知識の得方にはあるのではないか。」
と誰かが言っていた。そうだな、と思った。
だから、そういう人の話を聞いても
ストンと落ちてくるようなものがないのだな、と思った。
インターネットで簡単に入手した資料をもとにされた提案には深さがない。
と、大学で教えている知人がブログで嘆いていた。
情報を深く掘り下げる能力が低下していると。
インターネットは知識を広めるツールであることは間違いないが、
逆に狭めるツールであることも自覚する必要があると。
確かに、調べたり掘り下げたりには非常に時間が掛かる。
でもその手間や過程が血肉になる、と感覚的に思う。