SHU一級建築士事務所

hhstyle.com/casa。

渋谷への用事の帰り、原宿にある
“hhstyle.com/casa”まで足を延ばしてみた。
この遊歩道、案外よく通っていたのだけれど
ここが出来てからは初めて。
……………..三角の面で構成された安藤忠雄建築。
この壁がこう入り込んできて、この面はこう
でしょ。あ、ここねじれてる。。。
ここに身をおけば実感できるのだが、2次元で
(ここ図面どうなっているんだろう)想像したら
泣きそうになった。
空間は一見シンプルなようで複雑で。。。
(空間構成はシンプルなんだけれど、壁や柱が複雑に入り込んできているのね)
壁材にはデッキプレート。なのでチープかと思えばいやいや高級で。。。
床材はしっかりと重みを持っている。(家具の高級感を際立たせる技なのかな)
こういうのミスマッチっていうの?
あの三角柱。そりゃ、出来たらきれいと考えるかもしれないけれど
やってしまおうという勇気と自信がすごい。やっぱりかなりの迫力。
(エッジがエッジがエッジが〜〜と叫んだたなかなさんの気持ち、よく分かる。)
私は最上層のキッチンフロアからの見下ろしが好き。
迫ってくるデッキプレートの壁と程良い距離感で浮かぶ入口カウンター。
その時同時に目に入るバスフロア。
私なんて感覚でしか分からないけれど、様々な意図や緻密な計算がたくさん
隠されているんだろうな。と感じた。
安藤さん、やっぱりすごい人だったんだ。。。
←入口で目を惹かれるカウンターを凝視していたら
“これはジョージ・ダシックという日本在住の
 イギリス人建築家のデザインなんです”
と店員さんが教えてくれた。
きっと私みたいな人、たくさんくるんだろうね。
で、調子にのってカウンター内も見せてもらった。
プラスティックハニカムをFRP板で囲ったこの
カウンター。カウンターのみならずそのまま
床まで続き、また反対側に立ち上がっていく。
(そこはキャビネ収納になっている)
このシャープな空間に唐突な気がしないでもないが
間接照明に浮かび上がるハニカムの塊はなかなか素敵。
夜、店内の照明を落とし、ここだけ浮かせたらいいだろうな……..。
で、そんな中にコーディネートされた高級感漂う家具やキッチンの数々。
私の目を惹いたのはBoffiのBATH-TAB。卵を縦半分に割ったような形となめらかさ。
こんなお風呂でゆったりしたい。あ、でも難しい?だって……お値段…..¥2.656.500……
ついでに1件あいたお隣
←妹島和世さん設計の“hhstyle.com”
も久しぶりに覗く。
ここは1階から2階に上がる階段がすき。
角度が絶妙だと行くたび思う。
ちょっと歩きにくいんだけどね。。。
……….同じ店舗なのに
しかもかなりのご近所さんなのに
全然関係なく作っちゃっているのも
おもしろいなーと思いました。
                           hhstyle.com/casa
                           dasic architects


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