SHU一級建築士事務所

志賀直哉邸。

奈良にある志賀直哉旧居(有形文化財)
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平面図を見ただけではわからなかった
とても魅力的な空間でした

何より惹かれたのが『窓』
大きさや形や配置
場所場所で様々あり
光や緑の表情がとても豊かで。

メイン的空間のサンルームと庭の感じや天窓も
とても素敵だけど

1階北向きの書斎机周りに切り取られた緑(窓)と
夫人の部屋の畳敷き広縁から望む庭が、私はとても好きでした

1階北向きの書斎(夏場に使用)

廊下の竹格子

サンルーム(クローバー型の机も当時のもの)

多くの文化人が集まったサンルーム(15畳)

食堂(20畳)奥がサンルーム

夫人の部屋の畳敷きの広縁(サンルームから躙り口で繋がっている)

庭からその広縁を見たところ

子供室の北窓

直哉の部屋と子供の勉強部屋を繋ぐ床格子

2階廊下の突き当たりの蔀戸

2階の書斎(南向き)『暗夜行路』はここで完結されたそう

2階客間
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敷地面積:1437㎡(435坪)
床面積:443㎡(134坪)
1928年(昭和4年)から9年間(昭和13年まで)ここに住んだ後東京へ転居
(46歳~55歳まで)
(生涯23回の転居を繰り返したとのこと)

志賀直哉自身の設計


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