SHU一級建築士事務所

桜の便り。

先日の、東京にも雪が降った翌朝
囲む家のNさんから便りが届きました

”今年もウチのサクラ満開です!”

昨年全国行脚させて頂いた”窓ゼミ”では
設計における窓の重要性や考え方をお話しさせて頂きましたが
その中でもネタにさせて頂いた窓からの景色です

正確には
×ウチのサクラ(笑)
◯お向かいの神社のサクラ

いわゆる借景ってやつですが
私的にはただの借景ではありません

明るい家が希望だけど
お向かいの神社(南側)の大きな木が
ウチの敷地の大半に大きな影を落とすのです….
それでも明るい家は実現できるのか心配です…

当初、そんな内容のメールをいただいた記憶があります

その条件をクリアして明るい住まいをつくること
そして
アイツのせいで…と悪者にされているあの木に
日の目を見せたい!という気持ちがありました

それがこの家の設計の基になりました

送っていただいた写真は、寝室のベットに寝転がって見える景色
その他に、リビングダイニングからの見上げや洗面の窓から
生活の随所にこの景色が覗きます

日々のニュースになんとなく鬱々とした日々の朝
いつも前向きで、住まいづくりにも熱心だったNさんからの便りに
元気を頂いたので、久しぶりにご紹介してみました

(関連記事)
以前書いたNさんとの出会いの話→10年になります
Nさんのその後の生活を書いたブログ→囲む家のにちにち

送って頂いた中庭の雪景色も追記しておきます


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