「神社向きの景色はあきらめて北向きの家にしたと思っていたら
神社側のいいとこ取りの窓が上にも下にもあった！なんというサプライズ！」とNさん
上とは…例のハイサイドライトのこと。桜や杉の緑や空が見える
下とは…洗面脇の窓。神社の一面のたんぽぽやきれいに手入れされたあじさいが見える
打合せの時に説明しきれない、あるいは、あえてそこまで説明しない
設計意図というものもあります
体制には影響はなくて、言葉では伝えづらくて、というより…
言葉で伝えるより体感して欲しい、設計者の大切にしているところ
あるいは、そうなってくれるはず…とちょっと弱気なとこ、とか？
神社の大木の陰をなんとかして明るい家を。というご希望に対しては
「こういう風に光を取り込むので明るくなりますよ」とはお話しても
「ここから桜が夢のように見えますよ」とは言わなかった
（距離と高さがあったのでどの程度の見え方か確信が持てず…）
勿論、光や空だけでなく緑を上手く取り込めるな、という狙いはあった
なんとなく邪魔者的扱いになりつつある神社の大木に日の目を、という思いもあった
でも。
正直に告白しましょう…。
下のたんぽぽ＆あじさいは想定外でした（笑）