SHU一級建築士事務所

ブロークン・フラワーズ

2005年/アメリカ
ジム・ジャームッシュ監督
無気力な元プレイボーイのダメ中年
彼の元に一通のピンクの手紙が届く
彼と20年前の恋人たちが醸し出す
オフ・ビートな笑いと哀愁が心に沁みる
ロード・ムービー
可笑しくて切なくて愛おしい、そんな映画
おせっかいな隣人とちょっととぼけた風のドン(=ビル・マーレイ)
の掛け合いは最高に可笑しい
寡黙でポーカーフェイス
なのに、ピンクのアイテムに振り回される
ジャージ姿のとぼけた感じで自宅のソファでも所在なげ
そんなビル・マーレイはなんとも言えない(あのジャージ姿は最高)
哀愁漂うけれど茶目っ気もあって
そんなビル・マーレイはなんとも魅力的
寡黙でポーカーフェイス
なのに、”気まずさ”や”切なさ”がビシビシ伝わる
そんな感じにクスリとしたりジーンとしたりしたのです
この旅は「かなり過酷な旅」だったに違いない(笑っちゃうんだけど)
辛さや寂しさを、淡々と描いている感じが沁みました

ジャームッシュの映画は
見逃していることがあるのでは…..と
ついもう一度観てみたくなります
音楽もよかったです
(サントラ買ってしまった)


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